2008年07月05日

新宿末廣亭七月上席(7/5)

 蒸し暑い一日でした。新宿末廣亭へ。並んでいる間、ほんと溶けちゃうね(笑)。
 最前列の ある席に座っていたら、あとからご婦人2名(ヨン様ファンの代表的世代)が来て、どっちかに寄って欲しいと言うので、僕は端の方に一つずれて、中央側を提供した(笑)。お礼にお茶と飴玉をくれました。そのご婦人2名は初めて寄席に来たと言ってましたが、客席をリードするが如く よくお笑いになっていて(笑い過ぎ)本当に楽しんでいる様子でした。
 昼は80名と15名の団体客が入っていたとのこと。

昼の部
開口一番 瀧川鯉八    『転失気』(半ば)
落語    三遊亭圓遊   『桃太郎』                   鯉太→圓遊
漫才    Wモアモア                            歌六→モアモア
落語    瀧川鯉太    「爆笑小咄」                 蘭→鯉太
講談    神田蘭      『お富 与三郎』               鯉朝→蘭
漫談    国分健二
落語    桂米丸      「タクシー噺 二題」            金遊⇔米丸
落語    桂圓枝      「漫談」
相撲漫談 一矢                                陽・昇→一矢
落語    三遊亭栄馬   『茄子娘』
落語    瀧川鯉朝    『荒大名の茶の湯』             圓遊→鯉朝
俗曲    春風亭美由紀 「隅田川 きりぎりす 雷 東京音頭」
落語    三遊亭金遊   『小言念仏』                 米丸⇔金遊
~お仲入り~
落語    三遊亭春馬   『動物園』
漫才    宮田 陽・昇   「アメリカ合国」              モアモア→陽・昇
落語    三笑亭可楽   『ちりとてちん』
落語    三遊亭とん馬  『替り目(酔っ払い)』            寿輔⇔とん馬
江戸曲独楽 やなぎ南玉                          正二郎→南玉
主任    桂平治      『源平盛衰記 -木曽義仲-』      鯉昇→平治

 三遊亭圓遊が早くも登場。圓遊師匠ならではのくすぐり(どれも好き)が随所に入った 『桃太郎』 はとても面白かった。10分間。
 Wモアモアはこのあと北関東(?)の方に行くと言ってました。10分間。
 寿・二ツ目昇進の神田蘭。久しぶりに見た。二ツ目になって紋付が着れるようになったと。黒紋付が似合いますね。講談の世界に入ったきっかけは神田紅に衝撃を受けたからとのこと。お披露目では師匠から教わった演目をやるということで 『お富 与三郎』 をやってくれました。うまい。「与三さん ○○ ○○ー」 は何度聴いても笑えます。
 国分健二は森進一や前川清もやってくれました。国分健二先生の芸種は物まねじゃないのにとても似ているから素晴らしい。あと、ぱぴぷぺぽならぬさしすせそとかきくけこをやってくれました。
 桂米丸は僕が子供の時分に聞いた声と同じ声だからすごい。実に若々しい。
 三遊亭栄馬は僕が大好きな 『茄子娘』。今日の番組編成上、久しぶりに古典落語を聴けて嬉しかった。夏のお寺の風景が想像できました。まんが日本昔ばなしっぽくて大好き。蚊帳の中の出来事が宮戸川と同じで…(キャー)。
 瀧川鯉朝の 『荒大名の茶の湯』 はどの師匠に教わったものだろう?。久しぶりにこの噺を聴けてよかったです。
 春風亭美由紀の 『東京音頭』 が聴けた!。最高です。客席から自然に手拍子が起こりましたが、なぜか裏打ち手拍子だったので僕は参加せず。
 三遊亭金遊の 『小言念仏』 には小間物屋のみーちゃんが出てきた。名前だけでかわいいと想像できる。
 三笑亭可楽の 『ちりとてちん』 は NHK「日本の話芸」 でも放送されてますね(7月1日と7月6日)。僕はビデオに録りました。
 16:10、昼の部の主任の桂平治が登場。瀧川鯉昇の代バネです。桃太郎師匠や鯉昇師匠の代わりを務められるのは平治師匠ぐらいですかね。地噺に分類されるという 『木曽義仲』 をやってくれました。どっかんどっかん大受けでした。お客の笑いを待つ、あの ‘間’ が最高。川柳川柳のくすぐりもよかった(笑)。二ツ目昇進のお祝いに蘭ちゃんに五千円あげたと言ってた(笑)。昼の最後に大笑いできてとても気持ちよかったです。平治師匠は9日も代バネで出演されるとのこと。16:35にハネました。

夜の部
開口一番 神田松之丞   「宮本武蔵と駕籠かきが出てくる噺」
落語    春風亭笑好   『雑俳』
のこぎり音楽 都家歌六                          マグナム小林→歌六
落語    桂歌若      「りんごやみかんが出てくる噺」
落語    古今亭寿輔   『猫と金魚』                 とん馬⇔寿輔
漫才    ナイツ
落語    桂伸治      『お菊の皿』
講談    神田紅      『笹野権三郎 海賊退治』
漫謡    東京ボーイズ
落語    三遊亭圓輔   『抜け裏』
落語    昔昔亭桃太郎 『結婚相談所』
~お仲入り~
落語    三遊亭遊雀   『看板のピン』
漫才    東 京丸・京平
落語    三遊亭遊三   『青菜』
落語    笑福亭鶴光   『袈裟御前』
奇術    北見マキ
主任    桂歌春      『船徳』

 神田松鯉先生の弟子の神田松之丞を初めて見ました。まだ、めくりがないのです!。衿の所から長襦袢が大胆に見えてたぞ(笑)。講談は実にうまい!。しかも落ち着いています。僕は釘付けになってしまった。途中で、「いま非常にまずいことになっています…」。松之丞さんは必死だったでしょうが客席は盛り上がりました(笑)。楽屋の戸が開き、鯉朝師匠が的確な助言を与えていた。ここで終了。松之丞さんには盛大な拍手が送られました。
 古今亭寿輔は黄緑系の着物。出てきただけで客席が沸いた(笑)。
 ナイツです。SMAPは大嫌いですが大笑いできました。光GENJIは好き。「ガラスの十代」 の歌詞を僕はいちいち知ってるので大笑いできた。すぐに反応して笑っていたのは僕と女客だけか。DA PUMP という言葉が出てきたので一瞬喜んだが、言葉だけでした。DA PUMP は ビリー・ザ・キッズ の頃から注目してますからね。
 桂伸治は 『お菊の皿』。お菊の幽霊が出る場面でドロと三味線が入り、僕もドッキリ。ただ、ドロが入る場面の前に2回、楽屋の太鼓の前に置かれているであろうマイクを通して太鼓のカチッという音が聞こえてきたのは残念。
 神田紅の高座は やはりいいですね。蘭さんも居残ってました。
 東京ボーイズはテレサ・テンの 「つぐない」 もやってくれました。僕は久しぶりに聴いた。犬の名前を知っているお客が必ずいますね。
 三遊亭圓輔がやった 『抜け裏』 という噺は初めて聴きました。酔っていく様がとてもよかった。
 昔昔亭桃太郎の登場を前に、僕は緊張(笑)。年賀状のマクラがありました(笑)。手ぬぐいは きっと僕のところに飛んでくるだろうと願っていたら、本当に来た!。しかも僕が捕りいい位置に落下。山なりの軌跡であそこまでコントロールがいいのは日本ハムの多田野に匹敵する。しかもボールと違って手ぬぐいは気流に影響されやすい。なのに毎回ストライクで投げるんだからすごい!。桃太郎師匠はサウスポーなのでしょうか?。桃太郎師匠が握手してくれました!。握手は二回目。桃太郎師匠は女客には絶対に握手を求めない。紳士だ。握手するとき、脇に茶碗が見えたので、「お茶」 と言って指さし確認してしまった。続いて例のマクラ(笑)。僕がいじられた(笑)。いじられるのは久しぶりだったのでうれしかったー。東京ボーイズの菅六郎先生が登場する話もよかったです。本題の 『結婚相談所』 は久しぶりに聴きました。大受け。僕も大笑いできました。何度も聴いている根多なのになぜだか引き込まれます。
 三遊亭遊雀は 『看板のピン』 という地味(?)な噺ですが、表情とか最高で、笑ってしまいます。サイコロの話も為になった。
 笑福亭鶴光だ!。しばらく釈台を使わない高座を見ていましたが、今日は釈台ありでした。そして僕が大好きな 『袈裟御前』。遠藤盛遠(文覚上人)と袈裟御前が出てきます。この時代の噺も好き。というか昔の噺が大好きです。とてもよかった。
 20:35、夜の部の主任の桂歌春が登場。割とすぐに本題へ。若旦那が出てきた。何の噺だろう?。『船徳』 だ!。終盤の若旦那の奮闘ぶりが楽しかった。30分間の熱演、とてもよかったです。21:05にハネました。
 深夜寄席は見ず、アルタ裏の 「やんばる」 でゴーヤー定食を食べてから帰りました。

投稿【2008年7月6日13時53分】


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この記事へのコメント
鯉朝さんは『荒茶』でしたか。実は…苦手な噺です。髭を絞ったりリバースしたりするのを聞いているうち気持ち悪くなってしまって…以来、苦手な噺となりました。
歌若さん、前回は古典を聞かせてくれましたが今回は新作だったようですね。転勤でしょうか?私も良く聞く噺です。この芝居は、もう一度、見に行きますがまた古典やってくれないかしら(笑)
栄馬師匠の茄子娘は私も好きな噺です。でも…ひょっとして…次回も茄子娘だったりして…。う…さすがにそれはちょっとねぇ…(笑)
Posted by さやか at 2008年07月06日 16:54
さやかさん

 『荒茶』 は、これまでに笑福亭鶴光師匠のと林家いっ平師匠のを聴いたことがあり、瀧川鯉朝師匠で三人目でした。僕も特に髭の場面が気持ち悪いです。でも新作落語よりは ましなのでは?。あっ、そういう問題じゃないか(笑)。
 桂歌若師匠の古典落語は 『元犬』 とか聴いたことありますが、新作落語よりずっと聴きよいです(笑)。次回、古典落語なら良いですね。
 三遊亭栄馬師匠が語る 『茄子娘』 はとても良いですよね。次回も 『茄子娘』 でも良いではないですか。高座数を重ねるほどに味わいも増していくと思いますが、素人考えでしょうか(汗)。
 定席は根多出しじゃないところに醍醐味があると思うので、どの噺に当たるか楽しみですね。さやかさんの次回レポートを楽しみにしています!。
Posted by まっさまっさ at 2008年07月06日 20:13
まっささんも行かれてたんですね。
私は夜の部の“食い付き”から入場し、しかも鶴光師匠まで立ち見だったので気付きませんでした…。

鯉朝師匠の『荒茶』は関西の講釈師・旭堂南鱗先生から習ったと、6月13日の「花伝舎落語会」で言ってました。(私の名前部分のリンクを参照して下さい)
鶴光師匠も南鱗先生からだそうです。いっ平師匠は鶴光師匠からじゃないかと思います。

鯉朝師匠のこの噺、まっささんやさやかさんには申し訳ありませんが、安定感があるので私は大好きです…。(^^ゞ
Posted by ひで at 2008年07月07日 01:04
連続で申し訳ありません。
松之丞さんの読み物は「寛永宮本武蔵伝」の『狼退治』ではないでしょうか?
松之丞さんの高座は何度か拝見していますが、昨年11月入門とは思えないほど堂々としていますね。
蘭さんが二ツ目に昇進した後、開口一番で松之丞さんを聴くのが楽しみになりました!
Posted by ひで at 2008年07月07日 01:10
ひでさん

 僕は最前列にいました!。僕もひでさんを探し出せませんでした。深夜寄席の行列にもお見受けしなかったのですが、やはり深夜寄席も見られたのですね!。
 『荒茶』 に関する情報を下さり、ありがとうございました。
 鯉朝師匠も鶴光師匠も旭堂南鱗先生から教わったのですか!(こういう僕は南鱗先生を知りません)。ということは、『荒茶』 は講談から来た噺ということでしょうか。面白いですね!。
 鯉朝師匠のは初めて聴きましたが、武将の名前をすらすら言い立てるところとか見事でした。鯉朝師匠のフルバージョンの 『荒茶』 をいつか聴いてみたいと思いました。
 神田松之丞さんを初めて見ましたが、本当に堂々としていますね。あの口調にも引き込まれました。松之丞さんの読み物は 『狼退治』 というのですか。さすが、お詳しいですね!。僕も今後の楽しみが増えました!。
Posted by まっさまっさ at 2008年07月07日 23:18
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